数回にわたってノーコードツールを使ったウェブサービス開発について書いてきました。ようやく公開できるレベルまで仕上がってきたので、本ブログでもご紹介したいと思います。以下リリースサイト⇩
今回は、開発背景と、このサービス立ち上げに至った背景について書きたいと思います。ゼロからサービス立ち上げていくにあたってのどんなツールをどうつかっていったか、やどう考えてピボットしていったかなどなど、裏側をこれから書いていけたら面白いかなと思っています。
サービスの裏側、Webflowでの開発
以下の記事の中でプログラミングをしないでWEB開発ができるノーコードツールについて紹介してきました。この中で紹介したWebflowを用いて実際に作ったサービスが冒頭ご紹介した「kanmuri」です。客観的にどう見えるのかドキドキするところですが、内容は置いておいて、UI的には及第点頂ける水準なのではないかと思っております。そのくらいノーコードツールの質が高いと感じました。
ランニングコスト
こちら無料でも使用できるのですが、「ドメイン連携」、「CMSの利用」には課金が必要です。サブスクなので、月額のランニングコストがかかりますが、サーバーの管理費用やシステムのアップデート等も考慮すると、非常にリーズナブルだと感じます。
ウェブサイトとECサイトで価格設定は変わりますが、ウェブサイトの場合、独自ドメインを使おうとすると月$15が発生します。そしてCMSも使えるようにすると$20です。
CMSとは、Contents Management Systemの略で分かりやすく言うとデータベースです。例えば商品を一つ追加しようという時に、毎回ウェブページそのものの記載を変えていくのは大変ですよね。そうではなく、あらかじめひな形を作っておき、データを追記することでアップデートをしていくようなことが可能になります。例えばブログですと、記事を書くごとに新しいページを作ってとやっていると大変ですが、記事のひな形を作っておき、文章を毎回作って投稿できるようにするとオペレーションが楽になります。
どんなサービスを作るかにもよるのですが、Kanmuriの場合は占い師(コンシェルジュ)の紹介ページにこれを適用しています。よって僕はCMSプランを使っています。
サービス名とドメイン
サービス名を「kanmuri」としたのは、「一人一人の人生に冠をかけたい」という想いからきています。トップページの絵はそんな世界観をイメージしています。ここでいう冠は人生をその人らしく彩る象徴のような存在で、その形姿は人によって千差万別です。
決めたkanmuriというサービス名でドメインを取ろうと思ったのですが、「.jp」は.ドメインが取られているものの、ブランクページ、「.com」は神社のページ、ということで「.org」をとりました。
ドメインの話は以下でとりあげました。
ドメインの利用も年1000円程度コストがかかっています。
占いのサービスを立ち上げた経緯
占いとは無縁の人生を送ってきた私なのですが、友人からのススメで一度算命学の占いを受けてみたのが最初のきっかけでした。この時の経験はとても新鮮で、「当たるか当たらないか」「文字通り未来を占う」といった占いに対する固定観念を覆されました。占いとの出会いは以下の記事で書きました。
モノがあふれ、豊かになった今のご時世で、より必要になってきているのは「人の心」に近い部分だと感じています。資本主義的な豊かさを追い求めた経済成長期から、心の豊かさを求める時代に突入しているのではないでしょうか。
そういった現代の中で、占い、特に算命学というツールが人の心に寄り添うためにとても役に立つと感じました。特に僕のような占いに無縁だった人にこそ、提供していきたいし、怪しいイメージが先行する占いに対して、全部が全部そうではないですよ、ということを何とかして伝えていきたいと考えています。
自分の友人にも何人か体験して頂いたのですが、総じてその体験価値をとても良いと思てくれていて、サービス内容には自身があります。一方で、どうやって紹介していくか、どうやったら怪しさを感じずに興味を持ってもらえるか、という部分が最もハードルが高く、これからのチャレンジになっていくと思っています。ブランディングとマーケティングが課題ですね。
こうした背景から、悩みながら「占い師」という呼び方を止め、「コンシェルジュ」という呼び方にしました。これまでに何人もの素敵な占い師の方々にお会いすることがあり、彼らのサポートをしたいという想いもあります。
サービス内容
kanmuriは「この人!」と思った占い師を紹介し、マッチングしていくオンラインプラットフォームです。占いというと対面が主ですが、コロナの状況も踏まえ、また幅を広げるべくオンラインでの提供をメインにすることにしました。
ZOOMでの占い提供で質が落ちないことを確認できたのが大きかったです。コロナの影響で、テレビ会議の障壁も大きく下がりました。
5000円/1時間という料金設定をメインとしているのですが、この価格設定に対する潜在顧客の印象は様々なようです。占いをよくする方々からすると、「安く」感じるようですし、占いと無縁の方々からすると「高い」と感じるようです。僕自身も最初自分が受けるときは、ちょっと高いな、と思いました。
実際受けてみると金額以上の価値を感じたこともあり、リリースじはこの価格設定で行こうと決めています。一方で、お試し的に、1000円/10分によるワンポイントサービスというのも設定しておき、障壁を下げるオプションも設けました。
これに加え、お茶会や飲み会にコンシェルジュの派遣をするキャンペーンや、コロナで伸びているマッチングアプリのサービスのユーザーの相談に乗るようなキャンペーンも始めました。後者は自分自身が実際に利用していて、「はじめまして疲れ」「どんな人が合うのかわからない」といった悩みを抱えていたので、ニーズがあると思っています。
ノーコードツールはすごい
まだまだリリースしたばかりで、これからのサービスではありますが、こうやって思いついたことを実際に世に出していくというハードルがものすごく下がったということを時間しています。
ある程度のリテラシーは必要かもしれませんが、プログラミングゼロで月3000円程度のランニングコストでこういったウェブサイトを運営していくことができます。
そしてミーティングしてこういうサービスやろう!と思いついてその人の夜にはもう実装、というスピード感で回していけるのが
今後はサービス開発周りのTIPSを色々と書いていきたいと思います。決済周りや、顧客管理の仕方、マーケティング方法など、どう考えてどう実行してどうだったか、というあたりを発信できたらと思っています。
もし興味持って頂けた方はぜひkanmuri使ってみて頂けたら嬉しいです!よろしくお願い致します^^
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